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過去の詩  作者: 魅桜
94/320

094  十字架にかけられた者 ~運命に虐待された者~


狂わされた運命の歯車

聖人君主として生き

皆に尊敬されたはずなのに

何故 殺されたのだろう


異端者だとか異教徒だとか

そんなものは関係などなく

ただ厄介者であっただけ

歴史が嘘をついた


運命の中を生きていて

歯車にそって動いていて

なのにその時代は生きにくく

虐待された気持ちだった


最終的に得たものは

人の慈愛と神の愛情

十字架にかけられた時

思わず声を出してしまった


「我が神 我が神

 なぜに我を見捨てたまいしや?」



誕生した時 聖母は微笑んだ

有名なる受胎告知

神となるべき者の笑み

神聖かつ愛らしい


闇の者と地の者に嫌われ

天の者と地の者に好まれ

復活の日は誰も知らずに

再び復活する日が来る


歯車が狂っていく

運命が失っていく

なのにその時代は生きにくく

裏切られた気持ちだった


結果的に判った事は

人の裏切り・神の意向

十字架にかけられて

炎に燃えつくされた者


神の為に生きたのに

 神は救いを与えなかった



     1998.05.18.


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