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091 悲鳴
苦しすぎて叫び出す
衣を裂くような悲鳴
何も考えたくなくて
身体を休ませる為に
1個の人間でいる事
それがつらく耐えられない
感情が 身体が
みしみしと悲鳴をあげる
たとえ深い眠りについても
身体が休まるわけではない
精神が疲れていくだけ
だから悲鳴があがる
頭の中に疲労が溜まる
血が通わない感覚
肌の色も透き通って
心臓も悲鳴をあげた
耐え切れなくて叫ぶ
衣を裂くような悲鳴
悲鳴をあげて
永遠の眠りを迎えた
1998.05.11.
あと3文字足りないといわれる微妙さorz




