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過去の詩  作者: 魅桜
89/320

089  眠る四肢


疲れた身体を波に沈め

一時の休息を得る


水が溜まった疲れをいやす

身体中に広がる安心感

身体は休まるとしても

精神は疲れたまま


どこにも眠れる場所はない

休みたいと願う四肢

休みたいと願う精神

使い過ぎて壊れるまで


眠りたい精神の奥まで

休みたい心やすらぐまで

夢を見れるようになりたい

死んだように眠りたい


疲れた感覚が重い

休む事を知らない身体

動く事が嫌になり

個人の感情も消す


疲れた身体を起こす

眠る事は無理な四肢



     1998.05.07.


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