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過去の詩  作者: 魅桜
88/320

088  妖


妖かしの夢の中

覚えていない未来

忘れてしまう過去


妖の中に取り込まれる

感覚が消える

感情が消える


妖のように綺麗でいる

幻想が広がる

幻惑に捕まる


妖の中で生きていく

淫らな姿でいる

淫らな事をする


妖のように巡っていく

廻るように流される

廻る形を創造(つく)


妖かしの永遠

求める事をせず

求める事をせず



     1998. 日付なし




かなり昔の事なのに、詩によっては「この時はこんな風に考えてたな」とか思い出したりするモノもあります。本に影響されてな? とか。

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