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過去の詩  作者: 魅桜
86/320

086  Endless Dream ~逃げられない現実~


何度 死のうと思ったか

何度 死にたいと願ったか


卑怯な大人を見て

嘲っていたつもりが

卑怯な事に逃げている

醜い自分に気付き

恐怖に怯えた精神(こころ)


それを感じとったのは

何時(いつ)だったかなんて

覚えていない判らない


深い深い闇の中で

終らない夢を見る

現実を生きているという証拠

逃げられない運命


ずっと幼子でいたい

醜い事を知らず

卑怯な事も知らず

ただ純粋なだけでいたい


生きていたいから



何度 死のうと考えたか

何度 死にたいと言ったか


子供の為という大人

嘘が身体に染み込む

嘲り笑う奇怪な子供

大人など信じていない

泣き腫らした真っ赤な瞳


それに気付いてしまったのは

何時(いつ)だったかなんて

判りたくない知りたくない


闇の深い奥底で

終わるはずない夢を見る

現実から逃げたい証拠

逃げられない現実


笑っていられる大人が嫌だ

醜い事などしたくない

卑怯な事などしたくない

終わらない夢など見たくない


ただ生きていたいから



     1998.03.13.


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