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過去の詩  作者: 魅桜
76/320

076  雨


雨が降っている

私の心のように降り続く


憂鬱な気分になら

暗い灰色の空

降りしきる雨

暗さがやけに映える


光の下に私はいる

内と外のコントラスト

近くは明るくて遠くは暗い

闇の中にいるように感じる


やるせない気持ちをもてあます

雨の中で心の中で

自分と向きあうかのように

ずっとずっと降っている


遠くの方で一筋の光

雨は止んでいく

私の心の雨に止むのだろうか

まだまだ暗い雨模様の心


雨が止んでいる

私の心はまだ雨の中



     1997.11.26.




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