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過去の詩  作者: 魅桜
67/320

067  飢え


身体の中の何かが足りない

心が身体が飢えを感じる

何が足りないのだろう

精神と血が無いのだろうか


炎が燃えるような感覚

身体の中の奥 深くから

込み上げてくる飢えは

誰にも止められない歯止めがきかない


何の欲望が欲情か

心の飢えは精神を求め

身体の飢えは人肌を求める

飢えた者は救いを求める


救いを求めても何もならない

自分で何とかするしかない

沈められた想いを

忘れてしまい飢え始める


閉ざされた魂

閉ざした思考

飢え始めた時を流れ

足らない何かを探し続ける



     1997.10.18.


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