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過去の詩  作者: 魅桜
66/320

066  悩


自分の考えが分からない

矛盾した思考


人に気づかれたくない

隠した 閉じた本音

でも 話したい

傷ついた心を偽って

仮面をかぶり言葉を発する


おもしろ半分で聞く人

真剣に考えてくれる人

ただ洗いざらいしゃべって

頭の中をはっきりさせたい

たとえ自分が傷ついても


一人で悩んで傷つく

人を信じていいんだろうか

信じたいけれど

無理な気がする


言葉なんて勝手なもの

いくらでも紡ぎ出せる

本音と偽りと半分ずつ

半分ずつ紡ぎ出す



     1997.09.26.


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