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過去の詩  作者: 魅桜
61/320

061  傲慢


思い上がった感情

失われた涙

他人の言葉に怒り狂う

言葉を選び悲しみをもつ


裂けた心の中

何も言えない悲しみ

誰にも言えない慟哭

自ら閉ざした壁


喜びも怒りも哀しみも楽しさも

欠けた感情の心

切なさを感じて心苦しい

他人の言葉は理解できない


自らをそうしたのは誰

傲った態度

横柄な自我

逆らいたくても逆らえない


心の壁を閉ざして

他人(ひと)の暴言を聞く

心に堪る悲嘆

発散できない愚かさ



自ら吐き出す術を知らない

だから願う

独りでいたいと

誰にも干渉されたくないと


これはただの傲慢か

与えられた苦しみを

同じように与えたくない

だから言わない言えない


他人のように生きれたら

どんなに嬉しいか

自分の思いをぶちまける

心の中の涙の泉


そう思うのは己だけか

自分でそうしただけなのに

逃げ道を確保できずに

裸の心で受け止める


脆く崩れる心

愚かな傲慢

思い込まれた考え

悲しみの傲慢



     1997.08.17.


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