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過去の詩  作者: 魅桜
49/320

049  魂の叫び


心がしめつけられる

心の崩壊と破壊

この世には地獄しかないのか

苦しい感情 重い沈黙


この世には何がある

押し付けの優しさ 思い上がり

絶大なる支配 強制

開かない天国への扉


この苦しみを閉じ込める

誰にも届かぬように

叫び出したい鼓動

狂い出した眼


清らかな魂魄の夢

あでやかに散った

散乱した自我

目覚めえぬ四肢


混乱した社会

戻れぬ歴史

過ぎ去った過去

未だ来ぬ未来



何がある この世界に

自由のない魂

叫び出したい欲望

猛獣と化す性欲


逃れられない悲痛

毒薬(ドラッグ)にはまる

宗教にはまる

現実から逃げた心


叫べ 思うがままに

恐れろ 壊せ 自我を

狂え 逃げ出す為に

死んでしまえ魔物のように


もどかしい身体

動かないと言う唇

冷やかな瞳の光

獣じみた眼のギラつき


死んでしまえ 己が為に

死ね 己が自由に

叫び起こせ 心の中を

呼び起こせ 本当の己を



     1997.07.18.


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