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過去の詩  作者: 魅桜
40/320

040  阿修羅


誰かを助けられるなら

夜叉になろう

あの人を助けられるなら

阿修羅になろう


この世は煉獄

この世は地獄

修羅になるしか方法はない

助けられるなら


凍った都会(まち)にたたずむ

炎を胸に抱えて

心の安らぎを求めて

修羅道をつき進む


皆を敵に回してまで

あの人を助けられるなら

皆を敵に回そう

あの人を助けられるなら


残月の光は心地いい

何もかも隠してしまうから

満月の光も心地いい

素顔の自分に戻れるから



捕らわれた姫君

私の姫君 愛しい人

あの人を助けられるなら

阿修羅になろう


この世は凍獄

この世は地獄

修羅と成り果てても

あの人が微笑むなら


阿修羅になろう

あの人を助けられるなら

修羅道を進む

あの人を助けられるなら


皆を敵に回してまで

あの人を助けられるなら

皆を敵に回そう

あの人を助けられるなら


捕らわれた私の姫君

月明かりを頼りにして

夜空に姫君を見る

修羅に成り果てても



     1997.07.05.


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