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過去の詩  作者: 魅桜
319/320

+α  13


ゆらゆらとゆれる 水の中

気分が落ち着いてゆく 昔何処かでこんな風にしてた


水が助ける 助けてくれる

涙を止めなさいと言う 笑顔でいなさいと


ずっとこのまま眠っていたい

全ての刻を止めたままで


かすかに聞こえる 子守唄

優しいメロディ 誰の声なんだろう


心地いい 此処から出たくない

誰も邪魔などしないから


心臓の音が聞こえている

規則正しいリズムで安心できる


ゆっくりお眠りなさいという

誰もが夢を見るのよと 幸福と見るという


醒めない夢を見る

心地いい波の音と心音の中で


次の目覚めはいつだろう

今は関係のない事 お眠りなさい という


眠りにつこう

二度と来ない目覚め


夢を見よう

無垢な子供のように


ゆらゆらとゆれる 水の中で


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