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過去の詩  作者: 魅桜
30/320

030  風


風が吹きあげる

桜の花が舞い上がる

なのに心は何も感じない


風は吹きすすむ

心の中がすっきりとする

何に悩んでいたか知らない


風の中に自分を見つける

虚無な心 吹き荒れる

心は痛がりもしない


風が吹き荒れる

心の失楽 消えうせて

消えてしまえと願う心


風の鼓動 感じて

瞳から涙がこぼれる

何も感じぬ心かかえて


風の誘いの中

自分を見つけゆく心

桜の花が散っていた



     1997.06.20.





 時間がある時にちまちまと予約投稿してるのですが、やっぱり1人の時間でないと進みませんね。

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