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過去の詩  作者: 魅桜
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003  セクシャル・デザイア ~性欲の獣~


妖しい瞳 誘う唇

淫らな動き 流れる髪

君を求め狂い出す

狂気に満ちた獣の眼で

君に何を求めようというのか


妖しい誘い 絶えず続く

俺の腕の中で君はもだえる

そうその顔 性欲をそそる

狂いだした この身体

何故そんなに獣になりたがる


そう 例えば月夜の晩

俺の中で何かがはじける

君は魔女の微笑をし

俺を絶望の彼方へ誘う

性欲のみを俺に求める


君を求める俺の身体

俺を誘う その身体

魔女の笑い 獣の咆哮

何故 こんなに君を求める

そして今夜も獣になる

――淫らな君を愛しているから――



     1997.06.06.


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