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過去の詩  作者: 魅桜
297/320

291  刺


突き刺さる

無数の言葉

誰も知らないし

気付いていない


小さくとがった

鋭い針が

増えていく

弱っていく


無理矢理に

壊そうとする

言葉がまた

たくさん刺さる


絶対に抜けない

頑張っているけど

傷付かないよう

注意してるけど


減らない針

抜けない言葉

誰も気付かない

それに知らない



     2002.12.26.



言葉の鋭さはほんと見えない武器ですよね。たくさん投げられたし投げ返したし、ネットだからこそ無遠慮だったりするし。

でもなぜか「画面越しでも分かる怒り」なんてあるみたいです。何かが違うらしい。


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