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過去の詩  作者: 魅桜
281/320

275  片隅


閉じ込めた本音

真実の言葉

紡ぎ出す嘘

どれがどれだか


すみっこに隠した

知られてはいけない想い

夢に出しても

いけないと分かってはいる


ひっそりと置いて

皆が通り過ぎる位に

視界に入れないよう

小さくしてしまおう


小さく小さくして

本音だと分からないよう

知られないよう

隠しておくけれど


いずれは口にしてしまう

隠してはおけない

閉じ込めたのに

小さく片隅に



     2002.08.15.



つい、うっかり。失言しちゃう……何てこともありますよねー。


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