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過去の詩  作者: 魅桜
266/320

260  夢遊び


ほどけかけた靴紐

高めのヒールに絡まる

大人みたいな子供

幼さと妖艶さと


大人っぽく見せる為の

黒のロングスカート

深く入ったスリット

軽く髪はなびいて


子供だと分からせる為

化粧は少しパールを多めに

だまされる方が悪い

だから声は掛けない


夜の明かりに混ざって

子供から大人に

変わろうとするけど

靴紐が絡まる


高いヒールは歩きにくい

普通に歩けるけど

ゆっくりになるから

馬鹿な男しか来ない



あどけなさの残る瞳

旨く前髪で隠す

子供みたいな大人

妖艶さと幼さと


子供っぽく見せる為の

パニエの入ったミニスカート

見せる素足

髪は軽く結って


大人だと分からせる為

綺麗に整えた爪

だまされる方が悪い

だからじっと見つめる


夜の明かりに混ざって

大人から子供に

戻ろうとするけど

瞳が嫌がる


旨く隠したはずなのに

まだ隠しきれてない

下ばかり向くから

良い男は寄って来ない



     2002.05.14.


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