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過去の詩  作者: 魅桜
249/320

243  最下層


理想を求める

上になりたくて

下を見ずにすむように

求め続ける


黒い闇の中

白い光を夢見て

救いを求める

何かに藻掻きながら


亡者になりたくないと

堕落者は嫌だと

清らかさを求めて

足掻き続ける


後戻りは出来ない

分かってはいるけど

焦がれて止まない

堕ちたからこそか


心の闇を消そうと

藻掻くけれど

未だ気付かない

最下層の者なのだと



     2002.04.04.



上には上がいるし、下には下がいるんですよね。それは自分の判断なのか他人の判断なのかはわからないけれど。


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