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過去の詩  作者: 魅桜
227/320

221  妄想


壊し続ける

ぐちゃぐちゃになるまで

声が枯れるまで

気を失うまで


触れた箇所 全て

刻印が残るよう

刻んであげる

熱い塊で


白い肌が

赤く変わる

乱れた髪が

全てを物語る


どこをどう触れたら

貴方は壊れてくれる?

求めてくれる?

全てを見せてくれるの


全てを見せて欲しいから

壊すように求め

掻き回していく

刻印を押す



     2002.02.13.




「っていう夢を見たんだ」

なんて言われたらちょっとぞっとする。少しの束縛はスパイスだけど執着されたい訳じゃない。


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