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過去の詩  作者: 魅桜
208/320

202  トゲ


狂った思考

止まらない言葉

突き刺さる

無数のトゲ


選んだつもりで

紡がれたハズ

なのに それは

深く奥に刺さる


遠くからゆっくりと

近付いて終わる

その場に残る

引き抜けない重さ


どんなに慰めても

嫌味に聞こえ

虫酸が走る

暴走を始める


重くのしかかる

引く抜けずに

もっと重く痛い

トゲが刺さる



     2001.11.02.




言葉のトゲは見えない分刺さると痛い。ワザと突き刺す事もあれば無邪気に抉るようなものまで。

けっこうグサグサと私も刺してきたけれど、集団でのトゲはめんどくさいし相手にしたくない。


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