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過去の詩  作者: 魅桜
164/320

164  偽物 ~イミテーション~


自分の気持ちを抑えて

人と付き合ったりする

ただ 心を慰める為に

自分の心を偽って


その偽りに気付いた時

惨めな自分がいた

哀れな交際相手達

慰めの為の道具達


何もかもが空しくなって

相手の事を考える事さえも

自分の事を考える事さえも

全てをやめてしまいたくなって


偽り続けた心を抱えて

自分が自分でなくなる前に

偽物は本物へと変わろう

正直に話をして行こう


曲がってしまった心を

元に戻す為には何がいい

正直になる事なのか

偽物を確実にすればいいのか



全ての心の中を見る

自分だけが偽ってる訳はなく

刹那の安堵感を心に留める

偽りは全て心の中に


夢の中に留まった言葉は

本物か偽物か混ざっていて

心の中の言葉まで

交じり合って溶けていく


壊れた想いを隠したまま

偽った心のままで

嘘ついた言葉で

全てを投げてしまいたくなって


何もかもを捨ててしまおうか

正直になってしまおうか

本物に心を向けて行こうか

自分は何をしたいのだろう


偽り続けた心達

壊れてしまう前に

早く正直になってしまおうか

偽りの心は闇の中に



     2000.08.22.


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