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過去の詩  作者: 魅桜
149/320

149  狂快


破壊された中枢神経

銀色(はがね)をつたう紅い色

ヒクついていく肉の感覚

猛り狂った獣の情


一つ二つと増してく夢

甘い口唇から滴る舌

力の抜けてく両の手足

スパークしてく白濁の液


心臓が止まる程 激しく

思考が止まる程 妖しく

紫に塗られた爪の動きが

先立つモノを彩っていく


絡み合った透明な液が

音をたてて浸透していく

荒れる吐息がシーツを掴む

乱れた髪が心をも狂わす


快楽の中に堕ちて行く

何もかもが壊れて混ざる

正直な反応が度を過ぎて

獣の情が更に紅く染まる



     1999.11.06.


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