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過去の詩  作者: 魅桜
143/320

143  Sweet Desir


毎夜 二人の刻を過ごす

皆が寝静まってからの快楽

大きい声で話せず 囁く様に

それが身体中を駆け抜けていく


背中に電気が走るような感覚

上手く言葉が返せなくなっていく

身体が全て心臓になったみたいに

一刻の甘い夢を二人で見る


普通に会話を交わすよりも

何故か卑猥に聞こえて

脳の中枢から全身に向けて

ゆっくりと快楽は巡っていく


甘い吐息が静かに聞こえて

何かの感情が疼き始めて

心臓が早鐘を打つかのように

何もかもが溶けて絡まる


囁きが甘く響いているから

肌が温もりを求めて寂しがる

甘い吐息は二人を絡めていく

二人の刻が夜を覆っていく



     1999.09.04.


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