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過去の詩  作者: 魅桜
131/320

131  不安


電話がかかってこない

さびしさが胸に拡がる

側にいる感覚が欲しい

会いたい 声が聞きたい


一人でいるのが嫌だから

お互い忙しいって分かってる

だけど少しでいいから

声を聞かせて安心させて


他の人といるんじゃないか

嫌われたりしたんじゃないか

心の中でぐるぐると廻る

誰かにすがりつきたくなる


かまって欲しい相手にして

どんどん想いがあふれる

電話したくなってしまう

仕事中という事を忘れて


付き合うってどういう事だろう

不安が楽しさより勝っている

声が聞きたい 会いたい

声を聞かせて安心させて



     1999.05.21.


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