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127 永遠 ~現実から逃げた心~
夢の中に閉じ込められた
現実から逃げたから
生きるのが嫌になったから
赤い生命を流してみた
綺麗な深緋で見惚れた
永遠の眠りにつきたかった
心の奥の感情が盛り上がった
何かに怯えた心がある
現実という名の地獄
今を見つめる事は不可能
疲れてしまった身体達
嫌になった精神達
刻がサラサラと流れていく
止まった時間が動き出す
恐いから 怖いから
逃げ出したのに
何も変わらないし気付かない
夢に逃げ込んだのに
永遠は何処にも無いのに
1999.04.18.