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過去の詩  作者: 魅桜
125/320

125  失恋


写真が目に止まった

あの人の写ってる写真

何故だか苦しくなって

胸を押さえてうずくまった


別に付き合ってたわけじゃない

ただ私が好きだった

だんだん素直になっていく

そんな自分が恐かった


「あとで後悔するよ」

「本気になったら駄目だよ」


バイトの帰りに送ってもらった

二人でいられる時間が欲しくて

公園のベンチに並んで座って

ただ話をしたいだけだった


だけどあの人は違ってた

何かを私に求めてた

私が嫌な事だから

私に合わせて我慢していた



メールも何も入らなくて

久々にTELしたら

彼女ができたって言われて

苦しいのに笑ってた


確かに付き合ってなかったけど

こんなに早く失恋決定

真似事だった恋人

そんな真実 嘘がよかった


「本気にならなきゃよかった」

「あの人に期待しなきゃよかった」


始めから言われてたのに

彼女にはできないって言われて

それでもいいやって思ってて

でも本当は苦しかったのに


相手にされて舞い上がって

馬鹿みたいな結末

失恋したっていうのに

涙を流そうとしない私


「涙を流して泣いちゃったら

  本当にあきらめないといけない」



     1999.04.07.


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