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過去の詩  作者: 魅桜
116/320

116  蜜乱


花々の香りの中で

幸福の一時を過ごす

綺麗な色に囲まれ

刹那の夢に溺れる


天上の音楽が流れ

身体の力が抜ける

地下の音楽が流れ

快楽に身を投げ出す


花の蜜に群がる

虫のように芯を探る

物欲が目の前にある

無理矢理に捻じ込む


熱い風と甘い香

神の楽園は堕ちていく

例え理性が戻ったとしても

堕ちた者は救われない


蝶々のように舞う

踊り狂う蜜乱



花々の香りの中で

二度とない幸福を過ごす

誘惑の波にさらわれ

久遠の夢に溺れる


天上の音楽が流れ

求めていく快楽

地下の音楽が流れ

獣のように戯れる


捻じ込んだ快楽

引きずり出し喰らいつく

情欲が目の前にある

極上の花の蜜


熱い香と甘い風

堕天使達は舞い上がる

例え翼をはばたかせても

白い翼に戻らない


蝶々のように舞う

躍り狂う蜜乱



     1998.11.16.


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