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過去の詩  作者: 魅桜
105/320

105  罪人


誰も知らない罪を犯して

闇から逃れようとする

人が犯した罪なのか

罪が犯した人なのか


太陽から逃れるように

月の光から逃げるように

ただ走り続ける有罪(ギルティ)

焦燥がつきまとう


疲れきって休みたいのに

すぐ後ろにせまる閃光

明るくて眩しすぎて

有罪(ギルティ)は夢を見ているのか


出口など何処にもないのに

罪を犯さない者などいないのに

誰も知らない罪を犯した者は

ただひたすらに逃げ続ける


闇の鎌が振り上げられる

逃げ切れない罪人

恐怖の眼が鎌を捕らえる

有罪(ギルティ)は罪人ごと事切れた



     1998.09.05.


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