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光夜叉  作者: ソラネ
第四章
82/128

報われたい

新年、あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。




「きっと報われないように出来ているんだよ」


 鬼は嘆く。抉じ開けた結界の中で。


「誰かの犠牲の上で成り立つ希望なら」


 長年、想い続けていた夢が叶わないと知った鬼は、常闇(とこやみ)の王に主を奪われた時よりも酷く荒んでいた。


「世界の方が滅べばいい」


 鬼は恨みの隠った声で呟く。


「やめ……」


 止める間もなく彼は術を発動させた。



 常闇の王が封じられている異界は、特別だった。


現世で行き場を失った『器』の無いあやかし逹が最後に流れ着く場所であった。

数多くのあやかしを受け入れた結界は、安らかに眠りたいあやかしとって揺り篭でもあったのだ。


それを彼の術により、強制的にあやかしは目覚めさせ『器』の無いあやかしに肉体を与えた。


何百、何千……影のようだったあやかしは色を、形を、明確な姿を得ていく。


だが、その代償とでもいうのだろうか。


あやかしは抗えたがい飢餓感に飲まれ。



――共喰いが始まったのである。



「どうする?」


 凶暴化したあやかしを冷えた眼で眺めた鬼が問いかける。


「ここで喰われるか。逃げるか。君次第だよ」


 今、喰われたくないなら地の果てまで逃げろ、と。



ここまで読んでいただき、ありがとうございます。


第四章…始まっちゃった。

どう転んでも第四章で終わりたいと考えてます。


褒められた文章ではなかったかもしれない。

矛盾だらけで分かりづらかったと思う……。

でも、書きたかったから書きました。


暇つぶしにお話を読んでいただければ僥倖です。

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