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二人の縁

「もう…無理です…限界…」


その言葉を最後にユウキは倒れた。歩き始めて二時間。プチ引きこもりのユウキの体力は限界だった。


「え?大丈夫ですか!?マスター!」


10分後、目を覚ました。


「ふふっ、夢にしてはリアルだったなぁ」


あまりに現実味のないことが起こるため、夢であると自分を納得させないとどうにかなってしまいそうだった。


「どんな夢を見たんですか?」


「ぼくが異世界に飛ばされ………やっぱり現実かぁ…」


がっくりと肩を落とすユウキにどうしたらいいかわからなくてオロオロするソフィアは、周りから見たらとても仲がよく見えた。いや、過ごした時間は少なくとも実際仲が良かったのかもしれない。周りに人などいないが。


「しかし、2時間も歩くのはきついよ…」


「そうですか?うーん…ちょっとステータスを見せて頂けませんか?」


「ステータス?」


「はい。右手をこのように振ってメニューを開き、ステータスを選びます。このままだと他人からは見えないので右下にある表示というところを押してみてください。」


「えぇと、こうやって…おぉっ」


右手をふるだけでテレビのような画面が目の前に現れるのは感動だった。


【ステータス】

無職 ユウキ

レベル 1

体力 40

防御力 30

魔力 2

筋力 10

敏捷 60

運 4

特殊スキルなし


「え!?レベル1…?つかぬことを伺いますが、ユウキ様は現在何歳でしょうか?」


「17歳だけど…」


ソフィアフリーズ中


「…あり得ません。この世界に住む人間は12歳に成人の儀を行い、自分のステータスを知ります。もちろん、レベル1からですがその人の生活により、体力などの初期値が変わってきます。」


「マスター、ユウキ様…あなた様はいったい何者なんですか?」


「信じてもらえるかわからないけど…」


ユウキはこれまでの一切のことをソフィアに話して聞かせる。ソフィアは真剣な顔で聞き、時々相づちをうつ。ユウキが全てを話終えた時、ソフィアが口を開いた。


「信じます。私がここに来たことや、ユウキ様の存在の認知…いつからかはわからないのですが、ユウキ様は守るべき対象だと認識していたのです。まるで、知っていることがさも当然のように…」


自分をここに連れてきたカオスという男を思い出す。


(あの人の仕業なのかな…)


「とりあえず歩きませんか?ユウキ様は悪い人ではないとわかりましたし、なにより私の心…いいえ、魂があなた様がマスターだと言っているんです!」


「ありがとう…」


こんな素直でかわいいソフィアと一緒にいることが許されるのか。嬉しさを感じたが、顔には出さないようにした。


「ふふっ♪人間の都市まであと少しです!」


「どれくらいかかるのかな?」


「うーん…あと6時間です!」


ガックリ…今までの3倍もの距離を歩くと考えると足も自然と重くなる…が、ここはかわいい彼女のためだ と男らしさを見せようと調子に乗る。その結果、次の日に全身が筋肉痛で動けなくなり、申し訳なさと恥ずかしさでどうにかなりそうだった。


テストがあったので遅くなりました。すみません…

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