異世界へ
「そろそろお互いの情報を交換しないか?」
「じゃあまずオレから!オレは騎士でレベルは62。料理とガードのスキルを持っていて、“暁”に所属している。」
暁というのはけっこう大きいギルドの名前で、ソフィアも誘われたことのあるところだ。
「…あたしは魔術師でレベルは65。探索と忍び足のスキル持ち。右に同じく暁のメンバーよ。」
「俺は侍でレベルは71。一応俊足と体術を習得した。暁のパーティーのリーダーだ。」
「私は魔術師と細剣使いでレベルは86…体術と探知と料理のスキルを持っています。ソロです。」
「うむ。情報を公開したのは信頼の証と思ってくれ。ソフィアも俺たちのことを少しは信用してくれていると思っていいんだな?」
「はい!もちろんです」
「だが、ギルドに入る気はないと」
「…人と関わるのが怖くて、傷つくのだったら関わらなければいいんじゃないかと…すみません」
「いや、謝ることじゃない。聞いてすまなかった。」
「だーーー!!もう!そうやって逃げていいの!?人間は傷ついて成長するもんでしょう!」
「!!」
「あの…私…すみません!!」
堪えきれなくなり、ログアウトしてしまったソフィア。
「「「あ…」」」
「…また逃げちゃった。だって…ぼくは傷つきたくない…」
「ではお主にしてやろう!!」
優樹の部屋から突然男性の声が聞こえてきた。
「えっえっ!?」
パニック状態になる優樹の前に一人の50代に見える男性が光の中から徐々に現れた。
「ワシの名はカオス。お主を我が世界に案内しよう」
(は?どこから突っ込めばいいの?とりあえずカオスってあのカオス…?)
「悪かったな。紛らわしい名で。」
「え?」
「そんなことより、お主はこんなところにいるべきではない。ワシの作った世界に住んでみるがいい!」
持っていた杖を床にタンッとつけるとそこを中心に光が広がっていく。そして優樹も光に飲み込まれてしまった。
やっと本題です




