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異世界の不確定能力(アンノウンスキル)  作者: 焔伽 蒼
  第一説「屯朶舞過去篇」
71/140

【#065《My Memory DaysⅩⅢ》】

創りたくても創れないこの二ヶ月・・・辛いです。個人的に。


魅紅「その前に皆に謝罪するべきでしょう」


ハイ・・・すいませんでした・・・


良夜(自分のキャラに頭が上がらない作者って……)

辺りが静まり、闇のような暗さが覆う草原地帯。二つの剣激(けんげき)が鳴り響く。


岩盤地帯で双剣と大剣をぶつけ合っていた麻夜と真美は、攻防の末に草原地帯まで戻って来ていた。



「あはは!流石です、姉さん!私と剣を交えながらも、確実に舞から離れて行くように誘導していくなんて!」


「麻夜……!いい加減目を覚まして!貴女は廡魔ムマに操られているだけなんだよ……!?」


「目は覚めてますよ。むしろ、今までがおかしかったんです!」



麻夜の顔から笑顔が消える。



「一族のしがらみに縛られ、自分たちの生き方すらも自由に選べず、力無き者は才能が無いと蔑称(べっしょう)される人生…………それを良しとし、愛想笑いをしている方が可笑おかしいんです!」



双方のブレードを重ねた麻夜は、そのまま真美を両断しようと降り下ろす。



「っ!」



ガガァッ!と大剣を両手で押さえる事で剣激を防ぐが、麻夜の負の感情が力を増幅させているのか、さっきまでの剣激より重かった。



「ですが、その一族の人間も死にました!圧倒的な力の前に!屯朶一族はもう終わりです!私は自由になったんです……!後は、姉さんを、舞を消せば望んだ自由が手に入るんですっ!」



力が、エレメントが、廡魔の能力を通して、どんどん増大していく。


紫色の双剣が死をチラつかせている。常人ならば、剣を交えただけで恐怖に支配され、発狂しかねない程の圧力があるのだが、真美の心は強かった。

日頃の戦いによる慣れ、何より家族を護ると言う使命感から生まれる、優しくも強い支えがあるからだ。


ギィィン!と、大剣で双剣を振り払った。


エレメントは、意思の強さに比例する。真美は、麻夜の負の強さに対して、護の強さで見事に拮抗(きっこう)していたのだ。


振り払われたことにより、体のバランスを崩した麻夜の隙をすかさず付いた。


大剣を左手に持ち、再び白い(大気)エレメントを纏って麻夜の体へと当てた。



「元素捕縛術“自天縛拉(じてんばくら)”!」



瞬間、白いエレメントがリングのようになり、麻夜の身体を縛り上げていく。

更にリングから、白い鎖が飛び出し、麻夜の身体に何重にも巻き付いていき、地面へと固定される。



「……っ!これは?」


「元素そのものを捕縛するために物質変化させたの。そう簡単には抜けれないよ」


「クス……そうですね。私だけの力では抜けれそうになかったです」


「なにを……」



麻夜の余裕ある笑みに、真美は怪訝(けげん)そうにする。

だが、その理由は直ぐに分かった。麻夜の身体に変化が起きたからだ。



「これだけは……使いたく無かったのですが……やはり、エレメント同士ぶつけ合っても、姉さんには勝てそうにないですから。仕方無いです」



麻夜の身体から溢れ出す紫色のエレメントが、不気味な程黒く黒く、その色を漆黒へと変化させていく。

今までは麻夜の自制心が、廡魔の憑異に抗っていたせいか、紫と言う不順な色となっていたエレメントが、いま完全に黒に染まった。


それは真美が恐れていた事でもあり、また麻夜自身ですら使いたくない手であった。


麻夜から溢れ出す黒きエレメントに混ざる殺気は、まだ幼い舞に強烈な恐怖を与えた。



「麻夜お姉ちゃん……どうしちゃったの……?」


「廡魔に……身体を乗っ取られた……いえ、乗っ取らせた……」



真美らしくはない、舞には難しい返事をする。普段なら、舞に余計な心配や負担を掛けさせまいと、遠まわしなセリフを吐くのに、今の真美にはそんな余裕がなかった。ここに来て、麻夜をどう助けるか分からなくなってしまっていた。


自制心で廡魔の憑異に対抗していた状態ならば、まだ麻夜を助け出す方法はあった。

だが、完全に廡魔に憑異されてしまった今となると、話し合いも、力による解除も出来なくなってしまったのだ。



「自我を失うと知っていて、そこまで……どうして……っ!」



悲しくて涙が流れそうになる。だが、麻夜は……いや、麻夜を乗っ取った廡魔は愉しそうに笑った。



「クカカカ!完全に手に入れた!この娘がこの程度の目的で、我に身体を捧げたのかは理解できんが、その願いは解るぞ!こいつを殺して欲しいんだな!」



麻夜を縛っていた自天縛拉も、黒いエレメントに侵食され、風化したかのようにぼろぼろと崩れてしまった。


廡魔は乗っ取った麻夜の身体で真美を指差すと、人差し指から黒いエレメントが集束し、銃弾のように発射した。



元素多重壁(マーティナル・ウォール)!」



即座に展開した四角形の壁を四重に張る。これで防げると確信し、四重にしたのだったが、それは甘かった。

弾丸は一枚を0.5秒で突破し、一瞬の内に元素多重壁を突破、真美の肩を貫通したのだ。



「あっ……ぐっ!(こうも簡単に!?)」


「面白い!全ての存在にある元素(エレメント)を支配するというのは!しかも、霊体の我の力とは相性が良いらしい!力が増幅されてゆくわ!」


「あの……黒いエレメント……間違いなく私のエレメントを侵食した……新たな元素が生まれたって言うの!?」


「我は四外魔王の中でも一番の魔力保持者ぞ?この程度の変異あって当然だ!そうであるな、この力の事を“元素喰い(エレメント・イーター)”と名付けようか?クカカカ!」


「元素喰い(エレメント・イーター)……?そんなモノは私が消す!貴方と一緒に!」



真美はエレメント・ブレードを再び構えた。



『to be continued』


どもども、焔伽(ほとぎ) (あおい)です!眺めの後書きです。


お久しぶりです。活動報告にて家庭の事情で9月半ばまでは、更新が難しい話をしたのですが、今日やっと地道な書き溜めが1話を完成させました。

自家五代行事の内のA級一個とA+級二個が終わったので、投稿できた感じです。汗


まだS級とR級が一個づつ控えてはいるのですが……。なので、次の更新も一ヶ月後になるかもしれません。その後は、週に1~2話は頑張るつもりです!


それで、読者様が退屈しないように、キャラ画を一部更新しとこうと思います。

今より二時間以内に更新しますので、ぜひ見て創像に役立ててください。

描いてくれているリア友さんには、多大な感謝を。以前、礼をなにかしようとしたら、そんな暇があるならさっさと次の話見せてくんねぇ?と突っ込まれました。この人は小説が絡むと怖いのです。今回に関しても、家庭の事情よりも小説と真顔で言われました。等と雑談は置いときましょう!


物語の今後についてです。舞の過去篇があと3話以内に終わります。その後に、良夜達と舞の絡みがあり、色々と決着した後に起きるのは、夜魅との本格激突です。

合間合間に日常ストーリーも入れていきますので、よろしくお願いします!


最後に、設定の一部に変更があったり、間違いがあったりします。分かりにくい方は、申し訳ございません。解決に努力をしていきます。

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