女神アトゥム
異世界アトゥムを統治する、女神アトゥムの小さな好奇心は次元を超えて、お客様へと。
祖父からもらったこの星は、綺麗な色をしている。
私の大好きな星。
色んな種族がいて、仲が悪いときもあるけれど、皆が手を取り合ってこの星を造る。
祖父は「この星を一番にしてやろう!」なんて言うけれど、他の神々が分かってくれなくても、私の星は一番だと思う。
素敵な星。
そんな私の星に今日はお客様がやってきた。
丁寧なおもてなしをしなくっちゃ。
祖父が送ってくれたみたい。けど、「そんなのどうでもいいじゃろ」なんて言う。
でも、特別なお客様。あの人と会って、お話がしてみたい。どんな人なんだろう。
そうだ。会ってみよう。姿を変えて、記憶も消して。素敵な人だといいなぁ。