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第一話 始まりの記憶

俺は20歳ただの大学生。実家暮らし。来年から就職活動をしなければいけないが、どうにもそんな気が起きない。家は裕福でその気になれば家を継ぐことなってできるだろう。

そんな平凡な、いや平凡ではないか、少し裕福な家庭に生まれた俺の物語である。

野球はやはり日本の中核を担うスポーツといえよう。


なにしろ何をしても楽しい。


日頃のストレスを晴らすためのフルスイング。


テレビ越しにみている野球選手になりきったワインドアップ。


大学のサークルとはいえ、やはり燃えるものだ。


来年から俺も3回生。


就職活動の準備を始めなければならない。


とは言っても、俺にやりたい仕事などない。


子供の頃は野球選手になりたかったが、高校の頃に才能の壁とやらにぶつかった。


そんなことを考えながら俺は昔からの俺だけの場所へと向かった。


考え事をするときは1人に限る。


子供の頃から俺はませていた気がする。


そのため将来について考えることが多々あった。


そして俺はいつもこの丘で空を見ながら考えている。


そんないつもと同じ、何気ない日常だった。


空に何かある


星ではないのは目に見えてわかる


鳥だろうか


俺に向かって落ちてきてるようだ


しかしそんなことはありえない


次の瞬間凄まじい輝きと同時に目が覚めた


周りを見渡してもここがどこかわからない


どうやら俺は空から降ってきた何かに当たって気絶していた


外は明るい


一晩この場所で寝ていたらしい


とりあえずお礼を言って帰らないと


戸惑いつつも先ほどから感じる変な違和感に気づいてしまった


手が小さい


まるで俺が中学生の頃に付き合っていた彼女のような手をしている


広い部屋だと感じていたのだがその理由がなんとなくわかった


俺は小さくなったのだ


頭に某有名推理アニメが頭に浮かんだ


薬でも飲まされたか?


とりあえず外に出よう


そう思い部屋の扉を開けた


するとそこには見たこともないような色の髪、目をした老夫婦が立っていた


(おはよう) 2人が言った


なんとなく俺はおはようと返した


朝食に誘われたが俺は断りすぐさま外に出た


赤煉瓦の屋根、臙脂色のドア


まるで違う国のようだった


このまま道に迷うのはまずい


そう思い俺はこの老夫婦にたよることにした


ドアを開け戻った


(ここはどこですか?)


俺はそう問いかけた


すると老夫婦は全く聞き馴染みのない、まるで外国のような名前を言った。


(ここはサリーカスよ)


サリーカス、外来語のような地域は日本に存在するのだろうか、


そう考えていると彼女たちは驚くべきことを口にしていた


(まだ養子1日目だ仕方がない、徐々慣れていくさ)


目の前の男が言った


こいつらは何を言っている


いや、なんとなく察した


自分が小さくなっている

周りの景色がまるで日本とは違う

俺はこいつらの養子


簡潔に言おう。転生したのだ。



とはいえ、すぐに気づいたからと言ってすぐに受け入れられるはずがない。


かと言って自暴自棄になり荒れ狂うのも違う。


俺がすべきことは一つ。


日本、いや、家に帰ることだ。


そうして俺はとりあえずこの世界について知るために、朝食ついでに、この老夫婦、、〈親と言っておこう〉と話してみることにした。


どうやらこの国の朝食は、俺がいた世界と酷似している。


味噌汁のようなもの。


見方によれば納豆にも見えなくもない、大豆のようなもの。


そして米だ。


とはいえ、俺はそのようなthe和食のようなものは好きではなく、毎食パンをトーストで焼き、適当なものをペーストすることが多かった。


改めて食べてみると意外と美味しい。


母?の話によると、この老夫婦は1ヶ月ほど前に養子を迎え入れることに決め、昨日この家に俺がきたらしい。


そして俺は先月で5歳だそうだ。


それに母の名前はナスカ、父はマルフィアス、と言うらしい。


転生したことを話そうともしたが、それは後々、その行為が危険ではないと確信してからでもいいだろうと思った。


朝食を済ませ俺は部屋に戻った。


そしてベッドの上で考え込む。


なぜ俺が転生した理由は定かではないが、おそらくあの空から降ってきたもののせいだろう。


あれが隕石で、この世界は走馬灯、、、、


そんな考えも浮かんだが、どうにもこの鮮明な世界が走馬灯とは思えない。


(ガチャ)


(仕事に行ってくるよ、家で留守番よろしく)


(それと、昼ごはんは冷蔵庫に入ってるよ)


母さんと父さんがそう言った。


そう言った後、彼らは仕事に行った。


まだ、状況を何も掴めていない。


そもそもここが地球なのかどうかもわからない。


そんなことを考えながらぼーっとしていると、部屋に本棚があるのを見つけた。


20冊くらいだろうか、全て似たような見た目の本である


本の内容は絵本や算数、歴史の教科書だった


おそらく彼らが俺の教育のために用意したものだろう


中身は20歳の俺だから算数は必要ないだろう


そう思い、この世界のことを知るため、そして暇つぶしに歴史書を手に取った。


とはいえ子供用なので簡単に書いてある。


数ページ読み進めた、


そこで手が止まった。


理由は簡単だ、驚愕したからだ。


(西暦2050年日本国崩壊)


想像の範疇を超えてきた。


俺は転生と同時に未来の地球にタイムスリップしたのだ。

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