【砂上の楼閣】
掲載日:2026/06/05
「あれが、【砂上の楼閣】か」
砂の上に立つ、国境を守る煌びやかな城……砂上の楼閣と呼ばれているその建造物は、難攻不落で知られていた。作られてから10年、国境を守り続け、幾度となく敵国の侵攻を防いできた。
故に、砂上の楼閣を攻略する計画を立てることは、それこそ砂上の楼閣と言われていた。
しかし、この楼閣を攻略するために、一人の男が立ち上がった。
「【砂上の楼閣】には、弱点がある」
非常に堅牢で、落とすことは不可能と呼ばれている砂上の楼閣。侵攻を跳ね除ける度、その名は轟いていく。
だが、その反対に――――
「常駐している兵士は、気が抜けている」
砂上の楼閣は強かった。否、強すぎたのだ。その強さに甘んじて、兵士はだらけ、やる気も、緊張感も、なにもない。
男はその隙を突いた。男は変装し、兵士の衣装を着て、あっさり潜入に成功した。
男は兵士が寝静まった夜中に行動し、楼閣内のありとあらゆる場所に爆弾を仕掛けた。
――――砂上の楼閣は、その日の内に崩壊した。
砂と混じるように、塵となって。
「ふん。所詮は【砂上の楼閣】か――――」
こんな感じになります。
掌編を作ってほしい故事成語などあれば、感想で言ってください!




