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72話 これからのこと




その夜わたしはベッドで考えた

もちろんマキのこと…

マキはわたしと森下先輩のこと見てた

正確にはわたしと気づかず制服だけで見てたんだと思う… それが今日になってわたしだと気づいただけだ

マキにしてみれば話しのネタくらいの感覚だったんだろう… 噂話しが好きそうな連中と一緒にいることが多いんだしね

まぁ別に森下先輩のことは誤解なんだからどうでもいいんだけど、ただファーストコンタクトはやっぱ『あわない』タイプだと再認識したことくらいだった

本来のファーストコンタクトじゃないことはあきらかなんだけど、こっちの世界じゃマキとの関係はもう始まっちゃったんだ…


茶道部に関しても、こっちのわたしは茶道部で楽しくやってる、だからあんな小バカにされた態度取られて正直ショックだった まだわたしだけで済んでたらいいけど他の部員にまであんなこと言わせるわけにはいかないんだから


考えると考える分だけそわそわしてくる

とにかく慌てないでいよう…

時がくればきっとわたしは選択を迫られるはずだ…

今までのように決断を迫られた時にわたしが判断する自分を信じよう…そう決めたじゃないか

わたしは何度も自分にそう言い聞かせた⋯



だけど、それからマキとの大した接触もなく夏を迎えていた

元来わたしの周りのグループとマキのグループじゃ接点がなく交流するなんてあり得なかった

マキと親しくなるキッカケを思い出すこともなく、それでいて無駄な時間だけが流れているように感じて、わたしは一人焦っていた

もしかして、わたしからなにかアクションを起こしていたのかも?なんてわかりもしないことで悩んでた

こうしてボヤボヤしている間に大切なイベントを発生させていないのではないか…とも考えるようになってた




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