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69話 高校二年生へと



そして迎えた始業式の朝!


「おはよ!」


「おはよー、ミサ〜」


とりあえず今日から二年生! いつものようにユミとの通学! ユミと二人の時間も朝の通学の時だけになってしまってた

ユミは今じゃ部活に来ない幽霊部員になってたし、休みの日や学校じゃ佐伯と一緒のことが多かったから…

しかも、今日のクラス発表でユミとは別々になっちゃうんよね…

わたしと離れても今のユミにはなんの心配もないとは思うけど


「二年なってもミサと同じクラスになれるかなぁ~」


「ユミはそんな心配しなくてもいいんじゃない? なんなら佐伯と一緒になれるのが一番の望みとか?」


嫌味とかじゃなく本気でそう思ってた

それだけ今のユミは佐伯と一緒のことが多かったから


「う〜ん、クラスまではいいかな? そうでなくても一緒にいることが多いし… わたしもわたしの時間も欲しいしね」


「へぇー意外!! ユミも一緒がいいって言うものだと…?」


「えへへ、まぁいろいろとね〜…」


青春とか思春期とか多感な時期とか、とにかくこの年齢を表す言葉には事欠かない

これだけ近くにいてもなんにもわからないことだって多いのよね… ましてや、ホントのわたしは随分といい大人なんだし…


少し含みのあるように感じるユミの話しは気になるけど、どの道クラスは離れちゃうんだし、これからはわたしの知らないとこほでユミ自身で解決してくしかないんだよ


わたしは心の中で『がんばれ』を呟いてた


いつものようにユミとバスに乗って学校へ向かう

新学期ってだけじゃなく新社会人とか新入学とか、とにかく春めいて感じるバスの中

真新しい制服やスーツ姿の人達を見れるのはこの時期ならではだ

とくにそんなこと気になっちゃうのは、きっとわたしが待ちわびてたからだ、高校二年生になるこの時を…



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