24話 今日が終わる
部屋に戻ったわたしはベッドに横になる
明日の用意や宿題、やらなきゃいけないことはなんにも終わってなかったけど頭の中の整理もしたかった
仰向けになると目に入る電灯が眩しかった
思わず右手で両目を覆い視界を遮る
一瞬にして暗くなる視界…
たったそれだけのことなのに真っ暗な世界はわたしの心を落ち着かせる…
今日一日…正確には24時間もまだ経ってないのに
とんでもなくわたしには長くも、短くも感じた
『懐かしい』と思う感覚には それまでわたしが過ごしてきた時間の長さを感じ、現在過ぎてく時間の流れは速かった…
いまだに信じられないけど、今日を14歳のわたしとして過ごしてる現実…
もう信じらんないとか言ってらんなかった
ちょっとだけ冷静になってみよう…わたしは自分に言い聞かせる
わたしは天使の気まぐれ?でこの時代に転生した
孫ちゃんたちに再び会いたいって望みを叶えるため
でもさ、なんかひっかかる…
昨日までのわたしはどうなったの?
未来のわたしに乗っ取られちゃって、昨日までのわたしはどうなっちゃったの?
わたしは昨日までのわたしを哀れんでた
まだあった… わたしが関わらないといけない人物
こうやって落ち着いて思い出せる時間があって初めて思い出してるようなこと 今日一日すら必死なのにいちいち気にしてらんないよ…
だけどその人たちと関わらないと人類の存亡とかに関わるとか大袈裟なこと言われて、なんか脅しみたい
こんなんで大丈夫なんかな⋯?
まだまだやんなきゃいけないこと沢山あるような気がして どれから手をつけていいやらわかんなくなってきてる
わからなくなって…きて…る…
たぶんほんとにどっと疲れが出たんだろう…
頭を使いすぎたのかもしれない…
そのまま右手で暗闇をつくったままわたしは眠りに落ちていたようだった…




