120話 18歳の誕生日
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天使の話しを聞けたからってなにかが変わる訳じゃなかったけど、わたし自身はいろいろ思うところはあった
けど、それはあくまでわたし自身のこと…
わたしを取り巻く環境が大きく変わる訳でもなく、普段通りに日々は過ぎていく
マキはいつものようにつかず離れずだし、土井くんはいつも優しかった
おかげでわたしは楽しい毎日を送っていられた
そして、いよいよ明日はわたしの18回目の誕生日
未来じゃ18歳で成人とかになってたっけ…
周りを見てもまだまだ子どもって感じの高校三年生も、40数年も経ったらどれだけ子どもっぽくても成人扱いになっちゃうんよね…不思議
マキの言うことを信じるなら土井くんはわたしの誕生日を調べてた(実際知ってたし)
お土産のお返しのためとか言ってたっけ⋯
あの時のわたしとのやりとりでその件はもう忘れてくれてるといいんだけど…
とにかく明日になんないとハッキリしないことだ
あれ以来 土井くんもいつも通りだしなんにもないとは思うけど、なにがあってもわたしが迷わなければいいだけなんだしね
もうそこに関しては迷う余地はないんだけど…
目の前のひとつひとつの出来事に結構心を乱される感じがしてて、天使?に会えたことで少しホッとして…
冷静にもう一度自分のこと見つめ直せてた
よし!なにが起きようとわたしの18歳の誕生日は思い切り楽しく過ごすぞぉーーー!!!




