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112話 マキが絡むと…



「ねぇ、茶道部のほら名前なんてったっけ…男子?」


ある昼休み…いつものようにマキとお昼を食べていると、珍しくマキが茶道部の話しをしてきた


「あぁ土井くん? 彼がどうかした?」


「なんかさ、わたしが聞いたとこによるとどうやら美紗緒のこと気になってるみたいなんだよね…」


ぱくぱくとお弁当を食べながら驚くようなことを平然と言うマキ⋯ わたしは驚きのあまり思わずごはんを喉に詰まらせてしまいそうになった


「んぐっ⋯ ちょ、ちょっと変なこと言わないでよ! 危ないじゃない!」


わたしの慌てぶりなんて知らないと言わんがばかりにマキは箸をすすめてる

冗談だから!って言ってくれるのを待ってたんだけど、


「年下とかかわいくていいじゃん? うち女テニだから後輩男子とかいないしー」


「やめてよね!! 変な冗談言うの!!」


今日だって部活あるのに変に意識してしまうのもなんかとてつもなく嫌なのに…

しかも、よりにもよってマキがこんなことを言うのは絶対にやめてもらわないと!


「もうすぐハッキリするんじゃない?」


「なによ?もうすぐって?」


こういう含みをもたせたこと言わせるとマキは本領を発揮する 相手の気を引くのがうまいからだ


「だってもうすぐ美紗緒誕生日じゃん! 告白されんぞぉーーー!!!」


キャハハハと大きく口を開けて笑うマキ

まだ咀嚼中じゃん、はしたない…

それだけ心底喜んでるってことだとしたらホントやめてほしい…

確かにわたしの誕生日は6月だけど、妙にリアルにされるのとか無理… こういう話しはマキ好きだからなぁ

ていうか、仮に今の話しがホントだとして、それを当のわたしより先に知ってるマキって…


まさかとは思うけど、こんな話し確かめようがないよね… とりあえず今日の部活で土井くんの様子を伺うか…





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