表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
102/120

102話 不器用すぎる



「あのぉ~、わたしはそろそろ部室に戻らせて…」


「重命さん? あなたはどう思う?」


「えっ…?」


この場にいるのがいたたまれなくなってきたわたしは部室に戻ろうと思った矢先に桃香さんに話しをふられてしまった


「え…ど、どうって…?」


「森下くんの態度… 二人きりになって何事かな?って思ったら、『君への気持ちをハッキリさせたいから協力してくれないか?』って… こんなこと言われたらどう?」


「さすがに、それは、自分勝手かなぁ…と」


「そうよね? 好きなら好き、つき合ってなら つき合ってって言うべきことなんじゃないかな?」


そりゃそうだよ、でもそれができない不器用なのが森下先輩であったりするんだから… 桃香さんもそういうとこわかってそうなのに…

ん? だよね? わたしより森下先輩とのつきあいが長い桃香さんなら こういう不器用なとこもわかってるはずだよね…


なにも言えずただしゅんとしてる森下先輩

助け舟じゃないけど わたしの気になってることを桃香さんに聞いてみた


「桃香さんは森下先輩とお友達でいましょうと断ったんですよね?」


「森下くんの言った内容が全てだったとしたらね…

自分の気持ちがわかりたいから、なんて自分勝手な言い分にどうしてわたしがつきあわなきゃいけないの? だったら友だちでもなんでも一から始めるしかないじゃん?」


軽くため息をついて話す桃香さん


なるほど、そういうことか 桃香さんのイライラの原因は!!

だけどそれに森下先輩気づけるのかな…

今度はこっちがイライラするかも?




わたしの微笑みかけにプイと横向く桃香さん

いよいよ、わたしの予想が当たってるかも?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ