この世界には不純、NTRに溢れている。だからこそ俺はNTRの一切を排除する。
人は他人の愛で感動できる生き物だ。
宝石のように綺麗で形良く美しいものは無価値な石に紛れてとても希少な価値になる。
そのような感動はいまや獣の欲望によって汚され破壊されている。
許されざる蛮行
だからこそ感動を取り戻すために俺は全ての宝石から不純を取り除く。
不純それはNTR。人の愛を汚し壊す獣の愚行。全ての不純はすべてNTRに通じている。
この世界は不純、NTRに溢れすぎている!!!!
だからこそ俺はNTRの一切を粛清し排除する。
でも自分にはその不順を取り除く技術や力もない。
ただただ美しい宝石が汚されていくのを無様に見ることしか出来ない無能。
いやだいやだいやだいやだ!!!
何故!奴らには力があって俺には力がないのだ!!
うんリセットしよう何もかも。
俺はこの世界を再び浄化するためにこの世界を後にした。
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力が必要だと感じるときはいつだって大切なモノを守れなかった時が多い。
前世の自分も大切なモノを汚された時に自分に力がないと痛感した。
だが自分にそれらを守るほどの力を手にする能力がなかった。
ただ能力がなかったからといってなにもせず、純愛が獣たちによって汚され破壊されるのを無様にみてはなかった。
そう不純から純愛を守るために俺は学んだ。
最初は力をつけるために武術や武器について学んだ。
武術を学べば咄嗟の状況にも強く出ることができる。戦いのやり方や技術を学べば体格の大きい相手や複数の相手などの対処もできるようになる。
ただ技術ややり方を学んだとしても相手が武器をもっていれば俺なんか一瞬で殺されてしまう。だから俺も武器を使う。武器を持つ相手の対処はやはり武器だ。
ただ素人がいきなり武器を使用するのは自殺行為だ。
だから俺は武器について学んだ。
しかしいくら武術や武器、戦闘技術を学ぼうがこの世界はこの国では人を殺してしまえば捕まってしまう。奴らは人間ではなくてただの獣だというのにこの世界は人間として扱われるらしい。まったく忌々しい。
どうやらどんなに戦闘技術が上がろうともどんなに武器の扱いや武器について詳しくなろうと法には敵わないということだ。
だから次に法律を学んだ。
法律を学び、法律を変える。戦闘で獣を排除することができない、挙句の果てに奴らを人間として扱うというのなら法で奴らを殺すしかない。
法律を学び、またどうしたら法律を変えることができるのかそれらを学んだ。
政治家にもなろうと選挙にも立候補した。票を集めるために人心掌握術も学んだ。
正直純愛を侵す獣以外のこの世界、この国の問題には微塵も興味がなかったが票を集めるために調べ学び対応策もだした。
できなかった。どんなにこの世界、この国の人間に寄り添おうとしてもどうやら純愛を侵しNTRる不純な理性の無い獣扱い死刑にするという法律を作るのはどうやら駄目だったらしい。何故だ?
最後の手段として全てを変えることができる力を学ぼうとした。
だがそれはこの世界にはなかった。
安心して眠れない。安心して生きられない。世界にはこんなにも美しい愛があるというのに自分が弱いせいでNTRる不純な理性の無い獣があらわれてしまう。
許しがたい許しがたい許しがたい許しがたい
何より何もできない自分が許しがたかった。
苦痛の人生の中で俺が出した結論がこの国いやこの世界の全てをひっくり返すことができる力が必要だと感じた。俺が最後に学ぼうとしたがこの世界にはなかったもの。
そうこの世界を変え不純を排除できるほどの魔法を。
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目が覚めて自分が以前の記憶があるとわかって最初に感じたことは、
ついに手に入れた。
それだけだった。
詳しいことはわからない。これが超能力なのか異能なのかはたまた魔法なのか。
そういったことはどうでもいい。
問題なのはこの力がこの世をひっくり返すことができる程の能力なのか。
ただそれだけだった。
俺は力を求め全てを変えることができる魔法がある世界に転生しようとした。結果としては大成功だった。
まぁ詳しいことを言うと実際には力は手に入れられていない。
ただこの世界は自分の願いをかなえられる以上の力を手に入れられるということは理解った。
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どうやら僕は都会から少し離れた田舎の街の貴族の息子として生まれた。
中世的な街並みや衣装かと思えば、階級が高そうな人達は近未来のデバイスのようなものを持っていたり、空飛ぶ自動車や近未来の建物も少しあったりする。
この世界の文明レベルは中世ヨーロッパなのか近未来的なのかよくわからない程適当に混ざり合ったような文明だった。
最初はこのめちゃくちゃな文明レベルに戸惑ったが住めば都、案外悪くないのかもしれない。
それに俺は自分のやるべきこともあるのでたかが文明レベルで立ち止まっていることはできなかった。
しかし、この赤ん坊生活は素晴らしい。今まではみるこてゃできなかったこの世界の親の純愛をこの間近で鑑賞し浸れることができる。
本当に純愛は素晴らしい。生物であれば好きという感情はあるが人はその好きを言葉を通じてその好きの対象に共感することができる生物だ。
獣のように理性を忘れてただただ生物的欲求を成就するのではなく、人として相手と一緒に言葉や思い出を少しずつ積み重ねていくことそれが人のみに許された人が得られるこの世界で最も輝かしくて美しい宝石、純愛だ。
最初の出会いからすこしずつ積み重ねていく様をみるのも好きだが、さすがに結婚しそこからの共同生活となると自分の想像上のものとなってしまい、消化不良感が否めなかったが
今は違う。
転生したことによって想像上だったものがついに現実となり美しい宝石は目の前に現れる。
夫婦にとっておそらく今が幸せなのだろう。そう感じる程顔を見れば感じることができる。人の特権だ。獣であればこうもなれない。人間はこういったところにも共感することができる。
純愛純愛純愛純愛純愛純愛純愛純愛純愛純愛純愛純愛純愛純愛純愛純愛純愛純愛純愛
その幸せが俺の脳を刺激し、全ての神経が活性化しそうだ。俺はただ寝ているだけなのなのに近くに純愛を感じるだけで俺はどうにかなりそうだ。
呼吸が荒くなり、全身の筋肉が痙攣する。最初は強い幸福感がしたが、段々と吐き気もしてきて頭も痛くなってきた。目もチカチカしてきて一瞬気を失う感覚がする。
ある程度体が成長した状態ならば問題はないのだろうが、今の僕の状態はほとんど生まれたままの状態だ。筋肉もそんなに発展してなければ体力もない。そうなってくると我慢なんてものは到底できない。
あ、ヤバいわこれ。
「おえぇええええええええゲホッ」
異世界転生僕の初めての行為は性的絶頂からのコンマ1秒のずれもないまったく同じタイミングのお漏らしと嘔吐である。
読んでくださりありがとうございます。
なろう初めてというかそもそも物書き自体が初めてなのでアドバイスなどあればすごい助かります!
感想などもあればお願いします!