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姉様を殺した魔王に復讐します  作者: 抹茶
幸せな日々の終わり
1/8

1話.最悪の幕開け

よろしくお願いします!

「アリス姉様、だぁいすき!」


「ミズラ、私も大好きよ。」


異世界に転生して来た姉妹。

姉のアリスと、妹のミズラ。

行くところも無いところを、元勇者である、

この国の王とその妃に拾われた。


でもそんな幸せは突如奪われる―


のちに伝説となる、魔王襲来によって―


「嫌ぁぁぁぁ!!!!!!」


街の住民が蹂躙されている。


「な、何で?アリス姉様、何が起こってるの?!」


「わ、からない。でも王も王妃も死んでる。

 元勇者なのに、だ。とりあえず、逃げるぞ。」


「アリス姉様!!死なないよね?」


「ミズラ、心配するな。大丈夫だ。王の愛剣である

 太陽神の剣(アマテラス)がある。」


「アリス姉様は戦えるの?」


「一応、王に鍛えてもらったから、な。」


「一緒に、逃げ切ろうね?アリス姉様!」


「ミズラのことは絶対に守る。」


ニヤリとアリスはミズラにそう笑いかけた。


「おう。逃げさせないぜ。俺は命令されてここにいる。

 命令は絶対だ。ここで君たちを殺させてもらう。」


魔王と思われる、赤髪の細身の男がそう言った。


小声でミズラにアリスはこう言う。


「隙を作るから、ミズラは逃げな。」


「でもアリス姉様が!!」


「私のことを気にするな。あとで合流する。」


「わかった。絶対だよ!」


「王から教えてもらったあの技を使うか!!

 焼き尽くせ。太陽神(サニーラー)!!!」


アリスは剣を持ち、魔王と思われる魔人に

切り掛かった。


「ミズラ!今だ!逃げろ!」


アリスは叫ぶ


「アリス姉様、うん!わかった!絶対きてね!」


「わかってる。」


「面白い技だ!!相殺しろ!喰狂(テュポーン)!」


太陽神(サニーラー)喰狂(テュポーン)に喰われた。


「最強奥義が…!!」


アリスは崩れ落ちる。


「最強奥義?これが、か?随分と弱いんだ。

 あの元勇者、まるで育成がなっていないんだ。」


小馬鹿にしたように魔王と思われるやつは笑う。


「くそ!破壊の王(アーテー)!」


アリスは再び立ち上がった。

ただし、無意味。また喰狂(テュポーン)

喰われるだけ。


「ちょこまかとうるせぇ女だ。死ね。|

 死のタナトス!」


魔王と思われる男はそう言った。


「お前の名は…誰だ?ミズラ、ごめんね…逃げてね…」


アリスは最後の言葉を放った。


「俺の名はジエルアだ。」


魔王と思われる男…ジエルアがそう言った。


目を見開くアリス。なぜなら、その男は…

そこで意識が途切れるアリス。死んだのである。


離れていたところで、ジエルアvsアリス戦をみていた、

ミズラは泣きわめく。だが、アリスから願われた

〝逃げろ“の命令を達成するために。

アリスは生き残っている可能性もあるから、だ。

だからミズラは走り続ける。


だが―



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