ループ、ループ、ループ…
「名前なし、天道虫、年齢10日、死因圧死」
気付くと例の場所だ、その後は覚えていない
「では、行ってこい」とまた送りだされる
「名前なし、鰯、年齢2歳、死因衰弱」
このやり取りは思い出させるが、その後は覚えていない
「では、行ってこい」とまた送りだされる
その後、何回か数え切れない位やり取りを繰り返す
やはり、人間でやり直さないとダメなのかもな…
「名前ホルト・ローデンバーグ・ラルフォンス、人間、年齢1歳、死因毒殺」
…人間でもダメだったみたいだ
「いい加減休みたいぞ」例の女性が愚痴る
横で粘体が紅茶を入れている
「自分も、そろそろ長生きしたいです」
「じゃあ、こいつになるか?」横の粘体を指す
「え?」あまりのことにビックリしてしまった
「こいつは○△□一億年は生きている、どうだ?」
言われた粘体は触手をブンブン振っている
…どっちの意味だろう?
「あの?それは?」
「ああ、たぶん”よろしく”だな」さらに激しく振り出した
「えっと、たしか喋れましたよね?」
「ん?ああ、アレは代弁だ、実際喋ってたのは私だ」
ソウデスカ
悩みに悩んだ結果もう一度だけ何かに転生してみることにする
ワンチャン長生きするかもしれない
「では、行ってこい」
「名前なし、人間、年齢35歳、死因斬首」
あれ?35歳だけどいつもの所
「おめでとう、一応此処に来てもらった、続きを再開してくれ」
と言って、移動をさせられた、この後は慎重にやらねば…
中途半端ですまん一旦UPする