表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

84/389

72話・来客

 訓練後は、ご飯・お風呂を済ませてから、早めに休む。すると、いつものようにそっと、音もなくドアが開き、枕をもったまま僕の部屋にソフィアが入ってくる。


「お… お兄ちゃん、今日も一緒に寝ていい?」


「いいよ、おいで。」


「うん!!」


 ソフィアは、僕のベッドに入り込み、横になる。


「おやすみ、お兄ちゃん!!」


「おやすみ、ソフィア。」


 新しい家には、ソフィアの部屋もあるのだが、引っ越した次の日の朝には、何故か僕の隣で寝ていた。ソフィアに理由を尋ねてみると、寂しかったとの事。元から一緒に寝ていた事もあってか、その後からも、ソフィアと一緒に寝る事になった。

 ソフィアは、訓練の疲れもあってかすぐに、眠りについた。ソフィアの頭をひと撫でした後僕も、眠りについた。



 ◆



 ~次の日~


 目の覚めた僕は、まだ寝ているソフィアを起こさないようにベッドを抜け出し、下へ下りる。

 いつもなら、ポリーナさんを手伝っていた時のように、僕より早く起きて、ご飯の用意をしてくれているのに、今日は疲れているのか、僕の方が早く起きた。

 だから、今日は僕が朝御飯の用意をしようと思う。身支度を整えた後、早速準備に取りかかる。

 準備を終えそうな所で、ソフィアが起きてきた。


「おふぁよう、お兄ちゃん…」


 起きてきたけど、まだ少し眠たそうだな。


「ご飯の準備がそろそろ終わるから、顔を洗っておいで。」


「うん…」


 ソフィアが顔を洗いに行ったのを確認してから、準備の続きをする。盛り付け終わった所で、顔を洗い終わったソフィアも戻ってきたので、ご飯を食べ始める。


「朝、起きれなくてごめんね、お兄ちゃん…」


 食べている最中に、少し落ち込み気味に、ソフィアが謝ってくる。


「疲れていたから、しょうがないよ。それに、いつも任せきりで、僕の方こそごめんな。」


「私が、やりたくてやってる事だから、お兄ちゃんが謝る必要はないよ!!」


「なら、おあいこって事で、もうこの話は終わりな。」


「分かった!!」


 元気になったようなので、僕は今日の予定を聞いてみる。


「ソフィア。今日は、どうする? 一緒に王都のダンジョンに行ってみるか? それとも、疲れを癒す為、休んどくか?」


「お兄ちゃんは、どうするの?」


「僕は、ダンジョンに行くかな?」


「なら、ついていく!!」


「疲れは、残ってないか?」


「うん、大丈夫!!」


「なら、一緒に行こうか?」


「うん!!」


 その後、初めは正面の入り口から入るという話になって、ご飯を食べ終えたので、準備をする。

 準備を終え、2人で家を出ると門の前に見知った人たちが立っていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ