56話・宝箱作製の能力 5
家に帰った僕は、夕食まで時間があったので、グラディウスさんから貰った魔石を広げてみる。
魔石は、小さい物から大きい物まであった。念の為、アイテム鑑定しながら数を数えてみる。
「小が50個、中が4個、そして… 大が1個か…」
こうして貰った魔石を見ていると、結構な数を倒したんだなぁと、自分で自分を褒めてやりたくなった。
「さて、この魔石をどう使ったものか…」
売却でなく、持って帰るを選択した理由は、いくつかある。
防具の強化に使ったり、回復薬の作製やスキルのLvを上げたりして自分の強化に使ったりなどだ。
少し、考えているとふと疑問に思う事があった。
「そういえば、今のスキルLvを上げるのに必要なポイントってどのくらいだっけ…」
ギルドカードを取り出してから魔力を流し、確認してみた。結果は、以下の通りだった。
剣術Lv4 必要スキルポイント:300
宝箱作製Lv4 必要スキルポイント:500
アイテム鑑定Lv3 必要スキルポイント:80
見切りLv3 必要スキルポイント:50
アイテムボックスLv2 必要スキルポイント:100
身体強化Lv2 必要スキルポイント:60
気配察知Lv1 必要スキルポイント:30
限界突破Lv1 必要スキルポイント:100
スキル:俊足は、Lvはこれ以上上がらず、ダンジョン移動に至っては、Lvすらない。
今後を考えて、スキルLvをあげるなら、戦闘や冒険に役立つスキルの方がいいのだが、
「宝箱作製のLvが上げられるな…」
悩みのタネが増えてしまった。
だけど、その悩みもすぐに解決する。
「よし、宝箱作製を上げよう!!」
僕は、そう即決した。
だから僕は、魔石をアイテムボックスに入れてから、ポリーナさんらに一声かけてから、必要素材を買いに出掛けた。
買った物を、アイテムボックスに入れてから、スキルポイントの実Ⅱを作製してから家に帰った。
◆
夕食後には、スキルポイントの実Ⅱは作製出来ていた。
でもここで、とある問題が発生してしまった。
「数が多い…」
夕食を食べたのもあり、実が50個に軽くめげかけたが、何とか寝る前には全てなくなった。
しっかり増えているか、確認してみる。
名前:ノーリ 種族:人族 年齢:11 性別:男
LV: 40 生命力:C 魔力:S
力: C 器用: C 防御:C 敏捷: C
知力: A 精神:C 運: B 魅力:C
スキル:剣術Lv4、宝箱作製Lv4、アイテム鑑定Lv3
見切りLv3、アイテムボックスLv2、身体強化Lv2
俊足Lv5、気配察知Lv1、限界突破Lv1、ダンジョン移動
称号:勇者、ダンジョンマスター
到達階層:10階(オベリスタ王国ダンジョン)
スキルポイント:535
しっかり増えていたので、早速宝箱作製にふる。ついでに、気配察知にもポイントをふりLvを上げた。上げた後は、詳細を確認してみる。
宝箱作製 ・・・ 宝箱を作製する事が出来る。
(高速作製可能・レシピ増加)
Lv1 宝箱作製
Lv2 拡大・縮小
Lv3 レシピ検索
Lv4 分解
Lv5 魔力交換
新たな能力… 魔力交換が増えていた。
作者より(捕捉)
本来倒しているモンスターの数より、貰った魔石(小)の数は少ないです。
理由としましては、複数の箇所で戦闘をした為、範囲外で探せなかった物や見つけられなかった物、また、こっそり猫糞された物もあり、このような数になってます。