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47話・購入

 僕は、話も終えたので、そのまま不動産屋"メゾン"へむかう為、家を出る。何故か隣には、ソフィアが着いてきていた。


「…ソフィア、着いてくるのはいいけど、ちゃんと大人しくしてるんだぞ?」


「はい!!」


 こうして2人で、むかった。



 ◆



 カランカラン


 僕たちは、中へ入る。メゾンさんは、丁度書類整理でもしていたのか、すぐ対応してくれる。


「あら、ノーリ君また来てくれたのね。後ろの子はガールフレンドかしら?」


「!?」


 そう言われたソフィアは顔を真っ赤にさせている。


「…妹ですよ、メゾンさん。」


「ふふ、冗談よ。それで、今回はどうしたの? こんなにすぐ来てくれるとは思ってなかったわ。」


「その… 家を買いに来ました。」


 僕は、来た理由を伝える。


「・・・」


 何故か、メゾンさんは固まる。


「メゾンさん、大丈夫ですか?」


「だ… 大丈夫よ、ノーリ君。それで、良く聞こえなかったので、もう一度言って貰ってもいいかしら?」


「家を買いに来ました。」


「き… 聞き間違いでは、無かったのね… それで、どの家を買うのかしら? まさか、あの時話していた家とは言わないわよね?」


「そ… その家です。」


「・・・」


 再び、メゾンさんが固まる。だけど、今回はすぐに復帰する。


「の… ノーリ君。本当に貴族の…」


「違いますって!!」


「…分かったわ。なら、立ち話もなんだから、こちらに座って契約しましょうか?」


「分かりました。」


 契約はスムーズに、終える。契約の際、原因不明の体調不良について、再度念押しされ、本当に購入するのか聞いてきてくれたが、躊躇わず契約した。


「契約は、これでおしまいよ。それで、ノーリ君、支払方法はどうするの? 一応支払方法は、一括払いと分割払いの2種類があるわね。一括払いは、そのまま1度で、支払う方法ね。分割払いは、長い期間をかけて、少しずつ支払うという方法ね。でもこの方法の場合だと、多めに払う事になるわね。」


「支払方法は、一括でお願いします。」


 三度(みたび)、メゾンさんが固まる。


「何度も言うようですけど、違いますからね!!」


 この流れに、慣れた僕は、予め言っておく。


「分かってるわ。ちょっと、流れでやっておこうかなって思ってね。」


「流れって… それよりもメゾンさん、確認をお願いします。」


 僕は、アイテムボックスから取り出した袋をメゾンさんに差し出す。


「確認させて貰うわね。」


 白金貨で、支払ったので、枚数の確認はすぐに終わった。


「確かに、2000万ギル預かったわ。これが、家の鍵になるわ。」


 メゾンさんから、鍵を預かる。


「それじゃあ、魔道具の説明もしたいから、今から家に行きましょうか?」


「分かりました。」


 3人で、購入した家にむかった。

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