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4話・付与武器

 剣を取り出して、アイテム鑑定を使ってみる。


 小鬼殺しの剣 ・・・ 小鬼殺しが付与された武器。この剣での攻撃時、ゴブリンへのダメージ量が小(1.2倍)アップする。


 ちゃんと、書かれていた通りの武器が出来上がっていた。出来上がっていたのだか…


「でも、これって付与武器だよな…」


 付与武器とは、特殊な効果が付与されている武器の事だ。鍛冶師の人でも作る事が出来るのだが、効果の高い付与武器は、殆どがダンジョンで発見された物だと聞いたことがある。


「でも、何で突然こんな事が出来るようになったんだ?」


 スキルがLvアップしたからなのか、他の理由があるのか分からない。

 僕は、ざっと今までの事を思い返す。

 すると、ある1つの結論に行き着いた。


「魔石かな…」


 そう言えば、ギルドの検証でやった事って、宝箱を出したり、回復薬や短剣なんかを入れただけで、魔石は、まだ宝箱に入れた事はなかった。試したい気持ちにかられたが、今日はもう疲れたので、街に帰ることにした。



 ◆



 街に入る前に、宝箱から薬草の入った鞄を取り出しておく。街に入ると、回復草納品の為、ギルドへむかう。ギルドに入ると、この1ヶ月の間お世話になり、仲良くなったマリヤさんの列に並ぶ。


「次の方どうぞ。あら、ノーリ君、おかえりなさい。」


「ただいま帰りました、マリヤさん。回復草の納品をお願いします。」


「はい、確かに預かったわ。数を数えるから、ちょっと待っててね。」


「はい、分かりました。」


 少しして、


「数え終わったわ。回復草100本ね。クエスト達成料込みで、3500ギルになるわ。」


「ありがとうございます。」


 1000ギル銀貨を3枚と100ギル銅貨5枚を受け取り、僕は、ギルドを後にした。ギルドを出た後は、寄り道することなく、家に帰った。



 ◆



 帰りつくそうそう、


「お兄ちゃん、おかえり!!」


 ソフィアが、出迎えてくれた。


「ただいま、ソフィア。」


 頭を撫でてやりながら、家へ上がる。


「ソフィア、ポリーナさんたちは?」


「2人とも、リビングにいたよ。」


「ありがとう、ソフィア。」


 2人で、リビングへむかう。

 リビングには、ダニールさんのみで、ポリーナさんは、奥で晩御飯の準備をしているようだ。


「ソフィア、ポリーナさんの手伝いをしといで。」


「分かった。」


 ソフィアは、奥に駆けていく。


「おかえり、ノーリ君。」


「ただいま、ダニールさん。これ今日の分です。」


 僕は、3000ギルを手渡す。


「ノーリ君… 毎回持って来なくてもいいんだよ。」


 少し困ったような顔で、ダニールさんは、言ってくる。


「いえ、住ませて貰うばかりか、ご飯まで食べさせて貰っているので、当然の事です。」


「…分かった。後で、ポリーナに渡しておくよ。」


「ありがとうございます。それじゃあ、先に服着替えてきます。」


 そのまま服を着替え、血で汚れた服を洗う。洗い終えると、同時に、ソフィアが呼びに来る。


「ご飯出来たよ、お兄ちゃん!!」


「了解。今行くよ。」


 リビングでは、既に皆座っていた。


「ただいま、ポリーナさん。遅れてすみません。」


「おかえり、ノーリ。気にしなさんな。さぁ、座った座った。」


「はい。」


 ご飯を食べた後は、体を拭き、眠りについた。

 ゴブリンとの戦闘はやっぱり体に堪えていたのか、すぐに睡魔が襲ってきた。

通貨について→ 1ギル銭貨、100ギル銅貨、1000ギル銀貨、100000ギル金貨、1000000ギル白金貨


みたいな感じで、やっていきます。

1ギル=1円くらいです。

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