33話・スキルレベルを上げて
僕は、すぐにシャーロットのいる森の近くの川へ駆け出した。
途中、門兵に止められた。強行突破しようとも考えたが、ギルドカードを見せただけで、何とか通れたので、余計な時間を使わずに済んだ。
街を出た後は、森の近くの川を目指しながらギルドカードを取り出して、確認する。
名前:ノーリ 種族:人族 年齢:11 性別:男
LV: 26 生命力:C 魔力:S
力: D 器用: C 防御:D 敏捷: C
知力: A 精神:D 運: C 魅力:D
スキル:剣術Lv4、宝箱作製Lv4、アイテム鑑定Lv3
見切りLv3、アイテムボックスLv2、身体強化Lv2
俊足Lv1
称号:ー
到達階層:10階(オベリスタ王国ダンジョン)
スキルポイント:202
LVアップやダンジョン内で、飲んでおいたスキルポイントの実Ⅱのおかげで、スキルポイントは202まで上がっていた。
僕は、迷わずすぐ俊足スキルにふり、上げれるだけ上げる。
ギリギリ、Lv5まで上がれた。足に力を込め、早速使ってみると、
「うおっ!!」
かなりの加速に転びそうになるが、何とか踏みとどまった。
今度は、身体強化も使いながら、徐々にスピードを上げていき、川へとむかった。
◆
いつもより、かなり早い時間で川へとたどり着いた。だけど、
「やっぱ、ここにはいないよな…」
案の定、ここには誰もいない… いや、正確には人はおらず、数匹のゴブリンが水を飲んでいた。
ゴブリンは、僕をみると、襲いかかってくる。相手にする時間はないが、ここで放置し、僕を追って来て、後で邪魔になるのも嫌なので、1匹一降りで首を切り落とし、魔石も回収せず、森の中へと入っていく。
だけど、森に入って少したつも、ゴブリンは見つけても、シャーロットが全然見つからない。
奥に進むにつれて、ゴブリンの数が増えていく。既に、20匹は倒している。僕にも、かなり焦りが出てくる。だけど、これではダメだと一度立ち止まる。この辺のゴブリンは、僕の足元で魔石になってある。
僕は、目を閉じ、深呼吸をし、心を落ち着かせる。すると、今まで感じ取れなかった何かを微かに、感じ取る。
「!?」
僕は再び、目を閉じ心を落ち着かせる。すると、今度は、はっきりと感じ取れた。
「むこうだ!!」
僕はすぐに、何かを感じ取った方向へ、走り出す。
LV23~26アップ時のスキルポイント →10
スキルポイントの実Ⅱ 19個 →190
俊足Lvアップの内訳
→Lv2(20)、Lv3→(40)、Lv4→(60)、Lv5→(80)