27話・完成
残りの3日間で、7階層を攻略し、8階層へ到達した。
8階層のモンスター狩りを開始した。
◆
とりあえず、目当てのモンスター以外は、即逃げして、目当てのモンスターだけを探す。8階層から増える目当てのモンスターは、普通のモンスターとは違い、レアモンスターと呼ばれ、中々見つける事が出来ないモンスターだ。それでも、あれを作る為には、必要な素材な為、根気よく探す。
「いた!!」
目の前には、体が発光してある液体生物… ライトスライムが現れた。
スライム系の弱点は、大抵が体の中の核だ。このライトスライムの弱点も、体の中の核だ。
僕は、すぐに剣を引き抜きながら、核めがけて一刀する。ライトスライムは、消え去り、その場には、魔石と黄色い石が落ちていた。運の良い事に、1回目からドロップした。それを拾いあげ、アイテム鑑定を使う。
光の魔法石(小) ・・・ 特定ワードを言うだけで、光属性の初級魔法を1度使うことが出来る。特定ワード[命令:ライトボール]
よし、ちゃんと光の魔法石だ。
この後も、光の魔法石(小)を集めるため、ライトスライムを探す。
結局この日は、もう1匹見つけたが、ドロップしなかった。
あれから、必要数の光の魔法石(小)や必要量のオリハルコンを集める為に、約1ヶ月もたってしまった。だけど、しっかり集まった。
集めた、光の魔法石(小)×50個を使い、光の魔法石(大)を、ダンジョンの石をひたすら作製し、オリハルコン(大)を作り出す。
これの作製時間が明日までかかる。だから、明日目あてのアイテムを作製する事が出来る。
◆
次の日の朝、早々と目が覚める。
やっと作製にとりかかる事が出来るからだ。
ソフィアを起こさないように、ベッドから出て、短剣で自分の指を切り、用意しておいた小瓶に血を垂らす。これで、このアイテムを作製する為に、必要な素材が全部集まった。
1つ目、必要量集まったオリハルコン(大)
2つ目、混合して作製した魔石(大)
3つ目、光の魔法石(大)
4つ目、使用者の血液
これが、目当てのアイテムを作製する為に必要な素材だった。
血液の入った小瓶を、宝箱に入れる。
そこから、作製出来るアイテムを選択する。
『作製時間:24時間』
どうやら、作製するのに、丸々1日必要なようだ。
僕は、次の日を今か今かとその日を過ごした。
◆
次の日も、早々と目が覚めた。
今日も、音をたてないように、ベッドから出て、宝箱を出す。
『作製完了しました』
ちゃんと、出来上がっていた。宝箱を開けてから、僕は1本の剣を取り出す。僕には、少し重く感じるが、悪くない重さだ。早速、アイテム鑑定する。
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「あれ? 見えない。あぁ、アイテム鑑定のLvが足りないのか。」
まぁ、効果は知っているので、今日からこの剣を使ってから、モンスターを狩るとする。